2020年規則変更点
スタート
 ルコネッサンスラップの途中でピット作業を行う場合は、いったんガレージに戻らなければならない。
 スターティンググリッドで車にトラブルが発生したドライバーは両手を頭上に掲げなければならない。スタートのやり直しとなったときはグリーンライトが点滅し、「エキストラフォーメーションラップ」サインの掲示とともにオフィシャルメッセージングシステムによってすべてのチームに伝達される。レースは1周減算となる。トラブルを起こした車はピットレーンスタートとなる。トラブルを起こした車が複数ある場合は、ピットレーンに並んだ順にスタートする。
 フォーメーションラップにはピットレーンスタートの車も加わることができるが、スタートそのものはピットレーンからとなる。ピットレーンスタートの車が複数ある場合は、フォーメーションラップの前にピットレーンに並んだ順にスタートする。
 スタートが遅れる場合はグリーンライトの点滅につづき「ディレードスタート」のサインが表示される。グリッドでのタイヤ交換は認められない。レースは1周減算となる。
 トランスポンダーがレッドライト消灯前に車が動いたことを検知した場合、もしくはスターティンググリッドにおいてトランスポンダーが車の動きを検知できないような位置に車を並べた場合、ドライブスルーペナルティーまたは10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティの対象となる。
 後方グリッドからのスタートシグナルの視認性を確保するため、第2戦バーレーンGPからスタートシグナルと同期して点灯・消灯するライトをよく見える位置に設置する。
※2019年からリヤウィングの全高が上がったため、後方グリッドに着いたドライバーからスタートシグナルが見えないとの訴えが開幕戦であったための対処だ。

<ピットスタート>
 ピットレーンからのスタートとなるのは、次の場合。
・ピットレーンクローズ(フォーメーションラップスタート15分前)時点でピットレーンに残っていたとき
・フォーメーションラップスタート15秒前のシグナルが点灯した時点でスターティンググリッドにチームメンバーが残っていたり、器材が残されていたとき、ドライバーはピットレーンからのスタートとなる。フォーメーションラップをスタートできなかったドライバーはピットスタートとなる。
・フォーメーションラップをスタートできなかったとき
・フォーメーションラップの際に隊列から遅れたドライバーは順位を回復することができるが、全車がフォーメーションラップをスタートしたあとにグリッドを離れたドライバーは最後尾につくことになる
・ファーストセーフティカーラインまでに順位を回復できなかったとき
・フォーメーションラップやり直しの原因をつくったとき
・スタート遅延の原因をつくったとき

<ウェットウェザー スタンディングスタート>
 コースコンディション不良の場合、セーフティーカーの先導でフォーメーションラップが始まり、競技長の判断に基づき、スタンディングスタートでレースが再開される。
 競技長がセーフティーカーをピットレーンに呼び戻しても安全だと判断した場合、「スタンディングスタート」のメッセージがオフィシャル メッセーシセング システムによりすべてのチームに伝えられ、すべてのFIAライトパネルに「SS」と表示される。セーフティーカーはオレンジライトを消灯し、チームとドライバーに、その周でピットレーンに入ることを知らせる。競技車両は、レース中断時点でガレージにいた車両を除いてグリッドポジションに着き、スタンディングスタートでレースが再開される。
 コースコンディションがスタンディングスタートには適さないと判断された場合はローリングスタートとなる。
 フォーメーションラップがセーフティーカー先導下でスタートした場合、周回数は、セーフティーカーが先導した周回数マイナス1周、減算される。
 ローリングスタートの場合、コントロールラインを通過するまでオーバーテークできない。
 ピットレーンスタートの車はフォーメーションラップの開始30分前までガレージを離れはならない。フォーメーションラップに加わることができるが、スタートそのものはピットレーンからとなる。
 セーフティーカー先導中にピットレーンに入った車はフォーメーションラップに戻ることができるが、スタートはピットレーンからとなる。
 セーフティーカー先導中にタイヤ交換を行った場合、10秒ペナルティーの対象となる。
 グリッドを離れるのが遅れた車は、セーフティーカーがピットに戻ったあと、ファーストセーフティーカーラインまでに元のポジションを回復できなければピットレーンスタートとなる。
 コンディションが回復しないときはスタートプロシージャのやり直しとなり、この場合はスタンディングスタートではなく、セーフティーカー先導でレースをスタートする。