ニュース
次はベトナムGPがキャンセル検討対象か
ピットビルディングも完成し、着々と初開催準備が進んでいたベトナムGPだが。。。
 FIAがコロナウイルスの流行によって中国GP延期を正式発表した現在、ベトナムGPのゆくえに注目が集まっている。ベトナム国内ではハノイ近郊のいくつかの村が封鎖されているが、予定通りの開催が疑問視されている。
 ハノイは中国国境まで200kmと近接しているため、4月5日に初のF1グランプリ開催を予定するベトナムの首都に新型コロナウイルスが広がるリスクがあり、ベトナムGPの主催者も状況を注視していた。(※1)
 そんな中、13日木曜日には、ハノイに近接するいくつかの村が隔離され封鎖されたというニュースが報じられた。ハノイからわずか40kmに位置するソンロイ村で13日、6人目の感染者が見つかって20日間の隔離措置が取られ、ベトナム国内で最初の隔離地区となったのだ。
 この新事実は、すでに開催コースと周辺インフラを完成させているF1、そしてベトナムGP主催者の双方にとって、よくない前兆だ。
 さらに、ウイルス発生後の中国と東南アジアでの旅行制限により、シーズン開幕戦のオーストラリアGPの物流が大混乱に陥る可能性がある。
 この地域の主要空港とハブ空港(周辺地域への中継拠点となる空港)は予防策を強化しており、これが旅行や貨物の取り扱いを混乱させる可能性がある。
 FIAは12日水曜日に声明を発表し、事態の進展に注意を払っていると強調した。(※2)
 「年初に勃発して現在まで主に中国に影響を与えているコロナウイルスの流行を受けて、FIAはFIA医療委員会代表ジェラール・サイヤン教授の指示の下、FIA加盟団体とともに事態の進展を厳重に監視している。
 FIAは、今後のレース日程について、必要に応じて、世界のモータースポーツコミュニティと広く一般公衆を保護するために必要な措置を講じる」。
 世界各国がコロナウイルス拡散を封じ込めようと対策を急いでいる中、中国は13日の発表で、流行の中心となっている湖北省における感染者の判定基準を変更、感染者数と死者が急増する事態となった。
 その結果、感染者数は約60,000人に達し、死亡者数は1,350人を超えている。

※1)関連記事は2月4日のニュース「ベトナムGP主催者、コロナウイルスの影響を注視」を参照
※2)1月31日のニュース「FIA、傘下の各レースでコロナウイルスの脅威を注視」内の声明と同内容