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オコン、ある程度の「秘密」の持ち込みはメルセデス公認
 ルノーの新人エステバン・オコンは、昨年末に同チームに移籍した際、以前の所属先のメルセデスAMGから限られた量の「秘密」を持ち込むことが許可されたと言う。
 メルセデスの育成ドライバーのオコンは、2018年限りでレーシングポイントのシートを奪われた、2019年はメルセデスAMGのリザーブおよびシミュレータードライバーとして1年間をパドックで過ごした。
 オコンはグランプリ週末にはチームに帯同し、コースや英・ブラックリーのファクトリーでの技術ブリーフィングに参加していた。
 エンジニアなどと違ってドライバーには「ガーデニング休暇」期間がないため、オコンのルノー移籍はおのずと昨年1年間でメルセデスAMGで得た情報がもれることを意味する。しかし、そのほとんどはメルセデスの公認であり、オコンは彼のマネージャーであり、メルセデスのチーム代表でもあるトト・ウォルフを通じて関係を維持する。
 オコンは水曜日のルノーの発表会で「僕は以前よりもはるかに強くなった。技術面でも多くの情報を得たけど、それだけじゃない。組織のほかの一面や、いろいろな状況での彼らのものの見方、どんな状況でも正しく動く方法など…を学んだ」と説明した。
 「チーム(メルセデス)のあらゆる面に目を向けていたんだ。それは(これまでに経験したチームとは)完全に違ったものだった。間違いなく自分自身の助けになったよ」。
 「もちろん今年はその知識を(ルノーに)持ち込むよ。ある程度か、一部分にしろね。常にプロフェッショナルでいなきゃいけないから、秘密のすべてをバラすことはない。エンジニアがよそに移る時は1年間現場を離れる必要があるけど、でもドライバーはそうじゃないからね」と彼は付け加えた。
 「でも僕はまだたくさんのものをこのチームに持ち込むよ。許されている範囲内で、(メルセデスとルノーの)両チームが同意したものをね。これまでのところはうまくいってるみたいだね。僕は今年の車の開発にも深く関わっていたんだ。
 だから今はわくわくしているよ。ここ(発表会)ではあまり見せられなかったけど、(今年の新車は)かなり違うよ。工場のスタッフたちが言うには、おそらく過去3、4年で最大の進歩らしい」。
 オコンはレーシングポイントを離脱する前はルノーの開発ドライバーだったので、エンストーンのファクトリーを知らないわけではない。
 しかし23歳の彼は、ルノーに復帰してもファクトリーの中まではっきりとは覚えていなかったようで、現在のエンストーンの設備を見て、メルセデスに移ったときと同じくらい印象的だったと認めている。
 「まだそれ(メルセデス)ほど大きくないことは確かだよ。でも(ルノーを離れた)2016年以来、開発に費やされたチームの努力の量がすごいんだ。というか、入口で迷っちゃったくらいだ」。
 「入って左に行くと階段が下に下りていて、デザイナーやいろんなものでいっぱいの真新しい部屋があった。そこにある完全に新しい装置、新しいマシン、新しい部屋、新しいコンピューター、見るものすべてが新しくなっていたんだ」。