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マクラーレン、薄い塗装とタイトなボディの新車 MCL35を発表
昨年マクラーレンに加入したジェームズ・キーが本格的に開発を手がけた初のマシンとなるMCL35 (C)McLaren
 マクラーレンは13日、英・ウォーキングにあるマクラーレン・テクノロジー・センターで、今年の新車「MCL35」を発表した。このMCL35は、昨年テクニカルディレクターに就任したジェームス・キーの手による初めてのマシンとなる。
 新車のカラーリングは、2018年のMCL33から続くパパイヤオレンジとブルーを基調としたものだが、表面はつや消し仕様となった。そのほかマシン下部の広い範囲がブラックとなり、より明るい色合いとなったブルーの面積も増えている。だがそれは単なる表面的な変化ではなく、他チームもすで採用している軽量化対策でもある。
 キーは、より軽いマットペイント仕上げと、より密にパッケージ化されたサイドポッドが、マクラーレンの新車の主な変更点の2つであると述べた。
 このカラーリングについて「いい組み合わせだ」とキーは述べた。「マシン側面のカラーとスポンサーロゴには軽い曲線を描き、非常にきれいな見た目になった」。
 「そこには技術的な利点もある。(つや消し塗装が)車重の面で有利になるのは確かだ。しかしそれ以外にも、それぞれの色の塗り分けでも利益があった」。
 「マーケティング上の要求と技術的な要求とが密接に連携し、双方が満足のいくソリューションを見つけられたことは良かった」。
 キーはさらに、サイドポッドをスリム化するために、ギヤボックスを含む車の内部構造も変更したという。
 「ボディはここ最近のトレンドに沿ったものだ。非常に狭く絞られたサイドポッドがますます増えていくと思うが、これはマシンのパッケージング上はかなりのエクササイズ(減量)だ」と説明した。
 「パワーユニットの組み込みをはじめ影響が多岐にわたるため、そういったことはかなり早いうちから計画する必要がある。
 (狭いサイドポッドという)設計思想に合わせてギヤボックスも同じように絞り込んで、マシン後部ではリヤサスペンションまわりでも多くの作業をした」。
 「コックピットから後ろは、コンセプト面でこれまでとはまったく異なるアプローチをした。フロント周りにも、新車開発でしか導入できない多くの技術をリヤと同じくらい盛り込んだ」。
 昨年のMCL34はマクラーレンにとって、V6ハイブリッドターボパワーユニットが導入されて以来もっとも競争力のある車だった。キーは、そのMCL34が新しいデザインの「源泉」であると述べた。
 「我々は昨年達成したもの(性能)をさらに前進させようとした。昨年すでに設計されていた部分では少々の工程は生じたが、パッケージングの問題でMCL34には搭載できなかったものを今回追加した」。