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英・国内封鎖に伴い、F1チームは工場閉鎖期間を更に前倒し
 イギリスを拠点とする各F1チームは、イギリス政府が踏み切った「ロックアウト(封鎖)」をうけ、予定していた工場閉鎖計画を前倒しした。
 23日夜、ボリス・ジョンソン首相は国民に対し「必ず家に留まるよう」命じた。これまでは「自粛要請」として厳しい措置は採ってこなかったイギリス政府だが、要請が守られていない状況から方針を一転、罰則つきで事実上の「外出禁止令」と言える厳格な措置を講じた。
 オフィスへの出勤は、在宅でのリモートワークができない場合にのみ許可され、この方針は少なくとも今後3週間は続くという。
 F1が8月の夏休み期間を3月と4月に前倒ししたことによって、各チームはすでにレギュレーションが定める工場閉鎖を前倒しする予定だ。しかし今回発表されたイギリス政府の新しい措置により、イギリスに本拠を置くいくつかのチームはさらに計画変更を余儀なくされた。
 まずウィリアムズは、25日の午前6時から4月15日の午前6時まで「シャットダウン」を行うという。また、マクラーレンも同じ期間でファクトリーを閉鎖することが広報担当者によって確認された。
 F1情報サイト『RaceFans』によれば、当初27日金曜日から閉鎖を開始すると発表していたレッドブルも、25日から閉鎖に入るという。
 その他のチームも政府の規制の変化に対応して計画を改め、ハースは3月19日からすでに閉鎖を開始している。
 レギュレーション上、エンジン供給メーカーは対象外となっているため、チームのエンジン部門やその他の部門は閉鎖する必要がない。このため、イギリス政府の協力要請にしたがって行われている人工呼吸器の開発と製造に関する作業に影響はない。
 イギリスよりも早くロックダウンが導入されたイタリアでは、フェラーリとアルファタウリがすでに閉鎖期間に入っている。

※関連記事は3/22のニュース「人工呼吸器の増産に英F1チームが協力」を参照