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イギリス政府が検疫ルールを発表、F1に免除なし
 イギリス政府は6月からの入国者検疫ルールを発表した。6月8日以降、国外からの入国者に14日間の隔離を義務付けるもので、この免除リストにF1を含むスポーツ関係者は含まれなかった。免除リストに掲載されているのはトラック輸送や海上輸送の労働者、コロナウイルス対応にかかわる医療関係者、農業の季節労働者、その他の社会的に必要不可欠な労働者などだ。
 この隔離ルールは、7月下旬に計画されているイギリスGPの開催に大きな障害となる。また、いったん国外へ出たイギリス国籍者も簡単に帰国できなくなるため、イギリスに本拠地をおく多くのチームはスタッフのオペレーションに制約を受けることになる。
 しかし免除リストはこれで決定というわけではないようで、F1をふくむ国際スポーツはなんらかの特例措置を求めて政府と交渉を続けているようだ。
 F1の広報担当者は次のようにコメントしている。
「私たちはこの政策がF1とシルバーストンにもたらす影響について政府と密接に協力しており、話しあいは現在も続いています。安全を最優先にしつつ、解決策を探っています」
 シルバーストン・サーキットのマネージングディレクター、スチュワート・プリングルは、今後の政府との協議で解決策がみいだされると楽観していると、Sky Sportに対して話した。
「これはとても複雑なスポーツであり、巨大なロジスティクスをともなう世界規模の選手権だ。F1はその世界中を駆けまわる旅に出られるのか、母国の本拠地に出入りできるのかを知る必要がある。この産業の重要性は政府も理解している。方法はみつかると楽観視している。このような法案の作成がとても複雑で、つねに動く日程への対応が大変なのはよくわかっている。良識のある現実的な解決策がみいだされると、いまも楽観視している。適切な解決策を提示するのがスポーツへの責任だ」
 各メディアにおいても、イギリスGPの実現性については楽観論と悲観論が交錯している。暫定的な再編カレンダーでは、7月26日と8月2日にシルバーストンで2連戦をおこなう計画になっている。もしイギリスでレースができない場合、ドイツのホッケンハイムが代替地として候補に上がっている。また8月9日にハンガリーGPが予定されているが、8月2日にハンガロリンクでもう1戦やるという案も出ている。オーストリアとハンガリーは国境を接しているので、物流面が楽なのはたしかだ。