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中国GP開催延期が正式決定
2019年の中国GPのスタートシーン(C)DPPI
 2020年シーズンの第4戦に組まれていた中国GPの開催延期が、FIAとF1(=FOG/フォーミュラワングループ)によって公式に発表された。
 既報のとおり(※)、ウイルスの蔓延で中国国内の多くのイベントが中止され続けている状況を鑑み、F1上層部は4月19日に決勝が予定されていた上海でのグランプリ開催の延期に向けて動いていた。
 FIAとF1は、グランプリを延期したいというプロモーターからの正式なリクエストを受け入れたことを明らかにした。
 その声明で「コロナウイルスによる健康への懸念が広がっており、WHO(世界保健機関)が同ウィルスによる感染を世界的な公衆衛生上の「緊急事態」と宣言したため、FIAとF1は、中国GPへのレース関係者やスタッフの移動、そして観戦するファンの健康と安全を確保するために延期の措置を講じた」と述べるとともに、「FIAとF1は、チーム、レースプロモーター、CAMF(中国自動車連盟)および地方自治体と緊密に協力して、事態の状況を注視し続けていく」と述べている。
 また、今年後半で代替開催が可能な日程を検討することも明らかにした。
 すでに報告されているように(※)、考えられている案のひとつは、11月下旬に中国GPのための日程を空けるため、アブダビでの最終戦の日程変更を検討している。
 声明は「(ウイルス蔓延の)状況が改善された場合、すべての関係者は年内の代替開催の実現可能性について、十分な時間をかけて調査を行う」と付け加えた。
 「中国GPは、長きにわたってF1カレンダーの重要な一部であり、多くの情熱的なファンを抱えている。FIAのF1関連コミュニティは、できるだけ早く中国でレースを開催することを願っている。そして、この困難な時期にある、この国のすべての人々を応援している」。
 なおスケジュールが延期されたグランプリとしては、2011年に騒乱により延期から中止に追い込まれたバーレーンGP以来となる。

※関連記事は以下のニュースを参照:
2月12日のニュース「中国GP、4月19日の開催は中止の見込み」
2月7日のニュース「各チーム、2つの中国GP代替日案を拒否」